体外衝撃波(拡散型)について
拡散型ショックウェーブ療法(Radial Shockwave Therapy: RSWT)のご案内
当院では物理療法機器として、体外衝撃波(拡散型)治療器を導入しています。
拡散型ショックウェーブ治療器 インテレクト RPW ライト(株式会社日本メディックス社製)
拡散型衝撃波(R-SW)は、圧縮空気または電磁エネルギーの急激な衝撃によって生成されます。物理学的にいえば、これらで生成される波(音波)は、圧力波と呼ばれる形状のものです。医療用途とした場合、対象症例と治療効果が衝撃波(収束型衝撃波)と非常に似通っていたことから、拡散型衝撃波(R-SW)という呼称が一般化しています。
このような音波を用いて、慢性的な痛みやケガの治療を行う方法です。リハビリスタッフが、体外から音の衝撃を患部に当てることで、自然な治癒を促進し、痛みの軽減を目指します。
患部に繰り返し衝撃を与えることで、痛みを感じる神経が少なくなり、その結果、痛みが軽くなります。また、衝撃によって細胞に圧力がかかると、細胞を修復するための成長因子が増えて、傷ついた部分の回復が早まると考えられています。
この治療法は、特にスポーツや日常生活での繰り返しの動作により発生した筋肉や腱の痛みを軽減するために効果的です。
体外衝撃波治療の主な作用
RSWTでは、衝撃波が患部に伝わることで、以下のような効果が期待できます:
- 機能の復元:治療プロセスが停滞した慢性疾患において炎症誘発作用をもたらし、治療プロセスを効果的に「再起動」します。
- 痛みの軽減:神経の働きに影響を与え、痛みを緩和する効果が期待できます。
- 筋肉の伸張性・可動性の改善:筋肉の緊張行進を緩和する効果があります。
- 代謝変化の促進:細胞代謝の増加、血管の拡張・血管新生を促進します。
このような症状でお悩みの方におすすめです
RSWTは、以下のような慢性的な痛みに対して効果的とされています。
- 肩・肘の痛み(腱炎、肩の石灰沈着など)
- 足の痛み(足底筋膜炎、アキレス腱炎)
- 筋肉の張りやこり(筋膜炎、トリガーポイントの痛み)
- その他の慢性痛(テニス肘、ゴルフ肘など)
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禁忌・禁止
- 血友病等の血液凝固障害の方
- 血液の抗凝固薬を使用している方
- 血栓症の方
- がんなどの腫瘍疾患の方
- 妊婦、幼児、小児
- 6週間前までの間にコルチゾン治療をした方
- 肺の近傍、神経・大血管の近傍、脊柱または頭部近傍
- 麻酔科にある方
自由診療における体外衝撃波(拡散型)の料金について
体外衝撃波による治療は、5回目までは保険診療として扱いますが、6回目以降も継続する場合は「自由診療(保険外診療)」となります。
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- 完全予約制です(直接予約 or 電話予約 090-6862-3344 )
- 11:30~12:30または、17:30以降でのご予約をお願いしております。
- 医師による診察は別日となります。
- 回数券(5回分)の有効期限は1年間となっております。
〈保険外診療で行う場合の治療の流れ〉
2階で受付 → 3階リハ室にて体外衝撃波の治療 → 終了後、受付にて清算 |
基本プログラム
- 治療時間:15~30分
- セッション回数:1~3回
- 治療頻度:週1程度(5~10日間)
体外衝撃波治療を受けられる方へ
安全面を考慮しておりますが、各人で症状が異なるため、施術に際し、下記の症状が出る場合があります。
ご確認の上、施術に承諾をお願いしております。
- 同一部位に最大2,000発を照射しますので、施術後に痛みが出現する場合があります。
- 衝撃を与えておりますので、照射周囲に熱感や発赤、皮下出血が出る場合があります。
- 骨や神経周囲に照射する場合は、刺激が入りやすく照射中も痛みが出る場合があります。
- 強い痛みがある場合は、すぐにお知らせください。