認知症ともの忘れのちがい

 

                                  

脳トレの必要性

今、社会問題にもなっている認知症。厚生労働省の資料によると、2025年には65歳以上の高齢者のおよそ5人に1人が認知症になると予想されています。認知症を発症すると、本人様の生活の質(QOL)は大きく低下しますし、介護する側の負担も大きくなります。
そんなことから、注目を集めているのが「脳トレ」、脳を活性化させるトレーニングです。
認知機能を維持するためには、脳の血流が良い状態にしておくことが大切です。

認知機能に合わせた脳トレを!

認知症とは、認知機能が低下して日常生活や社会生活に支障をきたすことをいいます。
認知機能は加齢に伴い低下しますが、それぞれの認知機能を意識して脳トレを続けることで重症化を防ぐ可能性につながります。
どの機能から衰えていくかは人それぞれです。
ご自身が苦手になってきていることを見極めて、適切な脳トレを行うことが大切です。

✨日常生活が脳トレ✨

一見、頭をあまり使っていないような日常生活での行動も、脳を柔らかにすることによって結果的に脳を鍛える効果を生むことがたくさんあります。
散歩、ウォーキングには能力を高める効果もあった
ウォーキングは肥満の予防と改善に効果があるばかりでなく、脳血管性認知症につながる動脈硬化を防ぎます。また、ストレスを軽減し、脳を活性化して、アイディアを生みます。
笑いは脳を活性化させ、免疫力を高める
笑いはストレスを軽減し、脳をリラックスさせ、集中力を高めます。また、笑いは自律神経に働き免疫力を高めます。
日記やブログで大脳はフル回転
文章を書くことは、脳全体に負荷を与え、意欲・想像力を育てる最強の脳トレです。知識、経験、日本語力、文章構成力、共感力などさまざまな能力が関係します。
     

まとめ

認知症予防には一つのことにとらわれず、全てを複合的に鍛えることが重要です。「脳トレ」は一つのルーツでありそれだけやればいいというものではなく、運動や食事、読書、周りの人とのコミュニケーションなど、五感を使った生活そのものが脳への刺激となり、機能維持につながります。さらに、認知症予防という観点から言うと、短期間、集中的にやればいいというものではなく、楽しく長続きするものでなければなりません。
ご自身の認知機能レベルにあった脳トレを取り組むことが重要です。
介護のお悩みについてお気軽にご相談ください